ISSYOの活動

ISSYOは現在、日本と南インド、タミール・ナドゥ州を中心に、以下の事業、活動を行なっています。

2016年度は、合計4人の子ども(里子)を里親奨学金事業で、このうち里子3人と、もう1人合計4人をホステル事業で支援しています。支援状況については、各事業の支援状況のページもご参照ください。

インド里親奨学金

インドをはじめ、南アジア各地で出会ったマイノリティの女性、若者、子ども達と一緒に考え、根深くはびこるカースト差別や女性差別、暴力に対し、自ら立ち上がり、取り組んでいくために見いだされた一つの可能性です。里親は常時募集中です。現在は、南インド、タミール・ナドゥ州北部の農村地域を中心に展開中ですが、事業の進捗、現場のニーズ、活用可能な資源の状況に合わせ、インドの他の地域やアジアのその他の国での運営も検討中です。

RIDERホステル

マイノリティ女性や子どもたち、特に孤児や一人親の子どもたちの教育や生活をより包括的に支援するための寄宿施設です。南インド、タミール・ナドゥ州北部の農村地域でISSYOと現地パートナーの活動の拠点となっている通称RIDERセンター(Rural Institute for Development, Education and Research)の敷地内にあり、共同で運営しています。2016年度は里親奨学金で支援されている3人の里子も平日ここで生活しながら学校へ通っています。また施設の拡充事業も進行中です。RIDERセンター敷地内にはこの他、こども図書館(計画中)やマンゴー畑、多目的ホールなどがあります。

こども図書館

普段の生活の中で、「本」というものに接することがほとんどないインド農村部のマイノリティの子どもたちのため、絵本を始め、インド国外のもの含めた様々な本に接する機会を創ることを目的にした、上は大学生まで、幅広い年齢層の子どもたちを対象にした図書館です。現在計画中で、2017年もしくは2018年に開館予定です。現地の使用言語であるタミール語の本が中心になりますが、特に絵本など字数の少ないものは英語、日本語のものもそろえ、その都度、英語の勉強も兼ねながら、ワークショップ等を通して翻訳をしていきます。開館に向けて、日本では絵本の寄付も募集しています。

ISSYO英語・数学教室

英語と数学は10年生卒業試験やその後の進学、就職に際してカギとなる教科で、ISSYOが支援する子どもたちの中でも補習授業へのニーズが高くなっています。そのため015年末から、里親奨学金事業で連携する学校と協力し、近隣の村に住むマイノリティ・貧困層の子どもたちのための補習授業を行なう計画を立ち上げ、現在開始のための準備を行なっているところです。